IgA腎症のわたし

難病“IgA腎症”を患うアラサーのブログです

IgA腎症と分かるまで①会社の健康診断

こんにちは!

今回は、IgA腎症と分かるまでの経緯をお伝えしたいと思います。

この病気は、体のどこかが痛くなったり、
不調を感じて気付くような病気ではありません。
わたしも普通の日常生活を送っていました。
これまで大きな病気をしたことがなく、体にも特に問題がなく、
自分は病気とは無縁と思っていました、、

大学を卒業後、社会人生活を送り、がむしゃらに働いていました。
今、当時のことを振り返ると、朝から晩まで働き、ストレスを感じながらも、
昔から全力で頑張る!というスタイルだったので
腎臓に負担がかかっていたのかな~とも思います。
働くときも遊ぶときも全力!だったので、
うまくストレス発散できていた気もするのですが、、

会社の健康診断が年に1回あり、そこで初めて尿に異常があることが判明します。
尿潜血の値がプラス

ただ、経過観察という見解でしたし、女性はよく尿潜血でプラスになりやすい
ということもあり、特に病院での再検査はしなかったです。
その後の健康診断でも尿潜血・尿蛋白がプラスになったり、マイナスになったり、、
という結果でした。
2,3年このような結果が続いたので、まずは家の近くの内科で検査を受けてみよう!
と思い病院へ行き、検査をしました。
尿検査・超音波検査をしましたが、病気の特定には至らず、、
このままもやもやとしたままにしたくなかったので、
大学病院へ紹介していただきました。

大学病院の泌尿器科へ行き、尿・血液検査、CT、エコーなど
一通りの検査を行いました。
結果として、特に問題はなく、、これからも経過観察をしていきましょう!
ということで終わりました。病気の確定はできなかったのですが、
大きい病院で一通り検査ができ、しっかりと診ていただいたので、
安心はできました!

それから10か月後、、、はじめて目に見える血尿が・・・!
いわゆるコーラ色の尿です。そこまでひどい症状ではなかったのですが、
風邪をひきました。これが血尿を引き起こした大きな要因です。
病院で処方したもらった薬で尿が赤くなってしまったのでは?
と思い、めちゃくちゃググりました、、、結局はよく分からなかったので、
大学病院の泌尿器科にいくことにしました。

先生へ症状を説明し、尿・血液検査を行い、、、、
ここではじめてIgA腎症の疑いがでてきました。

**IgA腎症とは?
IgAとは本来は生体を守るべき免疫物質の一つである
Immunogloburin A(免疫グロブリンA)の略です。
感冒扁桃腺炎などによりこのIgAの違うタイプが出現し、
腎臓の糸球体に沈着し炎症を起こすことにより、血尿や蛋白尿が出現する慢性の腎炎です。
ほとんどが無症状で検診を契機に発見されることが多いのですが、
扁桃腺炎などに罹った後にみられる肉眼的血尿で見つかることもあります。
尿検査では、血尿と蛋白尿を認めます。
発症初期には蛋白尿を認められないこともありますが、
血尿は炎症の強さを反映するともいわ
れており、重要な徴候です。
腎機能は正常の方がほとんどです。
IgA腎症は、1968年に発見された比較的歴史の浅い疾患で、
昔は「予後がよい」とされていましたが、
1990年代になり「20年で40%前後が腎不全に至る」ことが報告されました。
慢性的に糸球体の炎症が続き(持続性の血尿・蛋白尿)、
徐々に糸球体が硬化することにより、腎機能が低下(老廃物の濾過ができなくなる)
してしまいます。

引用:慢性糸球体腎炎(IgA腎症)|東京女子医科大学病院 腎臓内科

IgA腎症かどうか確定するには、腎生検という検査をしなければいけません。
この腎生検の体験談は次に書きたいと思います!